時事ネタ
Posted by ルピナ中部工業.
2019年08月23日08:00
| 思いつくまま気の向くまま
小林です。 ブログの ネタがありませんヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノ
というわけで、苦し紛れの時事ネタでお茶を濁そうかと思います。
←数日前の、雨が降った後の、市内の夕方の空です。★前振り★
さて、東京オリンピックまで一年を切りまして。
先日、テスト大会が行われたようです。
その中で、話題になっているのが、トライアスロンのお台場会場。
「トイレのような悪臭」ということで、水質の悪さが話題になっております。
大腸菌の検出値が、日によって基準値より下だったり、大幅にオーバーだったりという状態のようで、
水質が悪いというのは、すでに海外でも報道されているようですが、
との見解。
(上記元記事⇒外部サイト)
さて、なぜ雨が降ると、水質が悪くなるのでしょうか?
ここでのキーワードは、「合流式」と「分流式」です。
この問題については、わりと続報のニュースや、解説記事などもでてるので、ググれば詳しくわかりますよ(親切心)
合流とはなにか?一緒に流すことです。
分流とはなにか?別々に流す事です。
まどろっこしい言い方すんなや当たり前だろ?と賢明なる読者の方はお思いになるでしょうが、
こちらにも行数を稼ぐべしという必然が・・・・!!
さて。(←行数を稼いでる)
一般の住宅の宅地内で”発生する排水”はものすごく大雑把に分けて3種類です。
①汚水→トイレ系統の排水です。
②雑排水→トイレ以外の、台所、風呂、洗面等の排水です。
③雨水→文字通りの雨の水です。うすい、と読みます。
①と②については、一緒くたに汚水でもあり、言い方を変えると、使用済の水道水(あるいは井水)です。
この排水管を排水する配管を、分けて配管するか、一緒の管で配管するかの違いが、分流式、合流式、の違いになります。
原則的には、基本分流式です。
汚水(トイレ)と雑排水(トイレ以外)を分けて配管というのは、家の中での話です。
最終的には、家の外の桝で合流します。
家の中では別配管にしましょうね、というのは、管のメンテナンス上の理由や、あるいは、詰まった場合の予防処置です。
例えば、トイレと台所が近くにあり、配管が詰まり、トイレで流した排水が、台所の排水口に逆流した場合、
というのを想像してみていただくと、分けて配管すべし、の意味合いがわかるかと思います。
そして汚水(トイレ、台所系統含めた、使用済の水道水)と、雨水の配管を分けて配管せよ、というのは、
最終的な処理方法が違うから、一緒にするな!!
というのがその意味合いになります。
つまり、汚水は最終的には、処理場に集められ、そこで浄化されますが、
雨水については、基本的には自己処理です。
ひとつの形としては、雨樋を伝わり、宅地内の浸透桝に集められ、その家の地面に浸透させます。
つまり、その土地に降った分の雨は、その土地に染み込ませてね、というのが基本的な形です。
もちろん、土地の水捌けが悪い、敷地いっぱいに家が建っていて、水を浸透させる余地がない等、
地域によって、処理方法はマチマチであり、一概には言えません。いろいろなケースがあるかと思います。
ただ、言えるのは、雨水を公共下水に流してはいけません、というのが原則です。
なぜなら、処理しなければならない排水と一緒くたに処理場に流れ着くと、処理場の負担が増えるからです。
雨水の管が公共下水に繋がっていると、雨が降る度に、水道メーター経由し使用された分より、
多分に水増しされた水量が処理場に流れる、ということになります。
なので、例えば、「外水道を公共下水につなげたい」という要望があった場合、外水道上に屋根がある事、が最低条件になります。
さて。
ハイテク電化商品が発売になります。バージョン1です。
これは、ヒットし、今後改良版がどんどんでていく商品になるかもしれません。
逆に、トラブルが続出し、すぐに廃盤になってしまう商品かもしれません。
そうでなくても、初期の商品というのは、改良すべき要素をたくさん含んでいることが多いでしょう。
こういった商品を、率先して購入し、実際に使用し、課題を制作者にフィードバックしてくれるユーザーを、
業界ではどうも「人柱」と呼ぶそうです。
初期ユーザーは、いちはやく、新しい技術に触れ、今までとは違った利便を手にいれる反面、
実際に使用してみないとわからない不具合に直面することになりますが、もしかしたら、東京の排水設備についても、その側面があるのかもしれません。
東京23区の多くの地域が、汚水と雨水の合流式の配管になっているようです。
これは、日本の中で、最初の方に、排水設備が設備されたからだけでなく、住宅の密集具合等もかかわっているかもですが・・・
(都のサイトでは、衛生面により整備を優先したいうことです、上記は私の憶測)
故に、雨が降ると、処理場に都内に降った雨水迄まで流れ込み→処理能力が追い付かなかった分が→十分な浄化がされていない状態で、海に流れ込んでしまう。
という事情があるようなのです。
↓は、東京都下水道局で公開されているPDFの一部です。
↓同PDFより
興味のある方は見てみてください★(安定の丸投げ)
さて、皆様も、お家の新築や改修で、管を配管するよ、という場面が人生の中にはあるかもしれません。
配管には、施工的な合理性、使用的な合理性、維持管理的な合理性、そして予算との兼ね合いがあるものです。
(合流式の方が、施工費は当然安くなります)
皆様も、工事の際は、納得できるまで、業者に説明を求めて下さいネ☆彡(今回のオチ)
ではでは。
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