ルピナ中部工業　スタッフブログ:排水の通気

Posted by ルピナ中部工業. 2020年10月09日08:00 | 現場

今回は、とある現場で「シンクの排水が詰まり気味」と連絡があった時の話になります。

水を流すと確かに流れが悪いです。

排水管の詰まりかと思ったのですが、中央のトラップを外し、水を流すとゴボゴボと音をたてながら流れていきました。

状況的に詰まりというよりも、排水の通気が上手く取れていないようです。

排水をスムーズに流すには適正な量の空気を取り込む必要があります。

これが上手く出来ていないと排水管内が水で満たされて、負圧になってしまい流れが悪くなってしまいます。

ということで、通気を取ることにしました。

排水の通気

写真はシンク下のものですが、器具の横に飛び出ている物がドルゴ通気弁といいまして、

管内が負圧になると弁が開き空気を取り込むようになっています。

通気の取り方は色々ありますが、シンク下のようにスペースがある場所にはこのような小型の通気弁が取付け出来ます。

通気弁取付後に水を流すと、スムーズに流れていきました。

排水が上手く流れない場合、管内で詰まっている事が多いですが、通気が上手く取れていないのかもしれません。

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