下水道(の料金)について
Posted by ルピナ中部工業.
2018年03月30日08:00
| 思いつくまま気の向くまま
こんにちは、小林です。
忘れもしない去る2016年12月2日。
その際に、このような画像と共に、松本市の水道料金の計算の仕方を掲載いたしました。
↓画像(※使いまわし)
忘れもしない去る2016年12月2日。
すでに一昨年の話ですが・・・。
ちなみに今年のカレンダーもパン柄です。癒されます。(余談)
その際に、このような画像と共に、松本市の水道料金の計算の仕方を掲載いたしました。
↓画像(※使いまわし)
さて、今回は、ここに注目してください。赤く囲ってある部分のうち、16㎥となっているところです。
さて、今回はこの16㎥。使用汚水量 について、ちょっとした雑談です。
皆さまご承知のとおり、蛇口からでる上水道(市水)については、水道メーターを経由させることによって使用水量を測定しています。
例えば、こんなことを思いつく人もいるかもしれません。
水道メーターを細く細く糸のようにだせば、水道メーターが回らずに水を使えるのではないか、
せめて、冬場の凍結対策時、一晩水を出しっぱなしにしなければならない、細く細くだせば、水道料金に反映されないのではないか―?
と。
これはたとえ話ですので、そんなセコイこと考えるか馬鹿か貴様、とお思いの方がいらっしゃってもご容赦ください。
結論からいえば、水道メーターは精密機械ですので、無理です。ごまかせません。
使用水量というとは、精密に厳密に管理されています。
さて。
使用水量16㎥。そして使用汚水量も16㎥です。
ちなみに、汚水というのは、排水される使用済の水のことです。
一緒に流される、トイレにおける人の排出物やら、各種お風呂や洗面所で流される汚れ、台所から流れ出る細かな生ゴミなども含んだ水です。(大きなゴミ、髪の毛等々、極力取り除くようにしてください。なんでも流してO.K.ではないです)
16㎥と16㎥。さて、今月は同じだけ使ったのかな?という感じですが、
排水量を量る為の計器と言うものは、各家庭にはついていません。
これは、水道メーターの指針にて判断されます。給水された水は、排出された水とイコールである、という
前提のもと、運営されているのです。
さて、ここに落とし穴が生まれます。
①水道メーターを通った水だけど、公共下水に流れていない。
②水道メーターを通ってないけれど、公共下水に流れている。
①の場合は、下水道料金を余分に払っている。
②の場合は、払うべき下水道料金を払っていない。
ということになります。
さて、具体的にどういう状況が考えられるでしょうか?
まず①から。これは、外、畑や花壇を育てている、車を洗車している。庭に池や噴水があるなどが該当します。
さて、これらの分を、使用汚水量の計数から外すことは可能でしょか?
可能です。
それは「公共下水道に流さない系統の水道管の途中に水道メーターを付けて、”下水に流していない部分の水量”として計測し、その分を引いてもらう」やり方になります。
ただ、ここで念を押したいのは、いくら庭に水をまいています、といっても、ある程度使用水量がないと、
「実費で水道メーターを付ける工事をして、その分の下水道料金を割引いてもらっているけれど、
工事費に○万円もかかったのに、月々引かれるのは精々数百円・・・・割に合わない・・・」
ということになりかねません。
既存の配管、地面より70㎝のところ(※松本市規定)に埋まっている水道管を露出させる為に、その箇所を掘り返し、
既存の管を切断し、新規でメーターと、そのメーターを覆う量水機ボックスを付ける、というのは、
けして安価な工事では済みません。
また、そういった設備は、その後の管理の手間もかかります、凍結や漏水のリスクを抱え、
また水道メーターというのは先ほど申し上げた通り、精密機械ですので、使用年数が決められています。
8年ごとに、交換しなければなりません。
とすると、ここで一度出費しておけば、将来的にはお得になる、という目算も立てずらいものです。
なので、あくまでもそれなりにまとまった水量を、排水に流さない分、として使用していないご家庭以外では、
あまり現実的なやり方ではないのです。
ただ、逆にいえば、家に広大な庭があったりする人にとっては、一度確認してみるのもよいかもしれません。
さて、続いては②の方です。
水道メーターを通っていなくて、公共下水道を通る水とは?
色々ありますが、一番一般的なのは、井戸水かと思います。
井戸水は、各家庭の資産ですので、当然水道料金はかかりません。
ただ、それを公共下水に流すと、下水道料金を払わなければいけません。
これはどうやって算出しているか。
これは2パターンあり、
①井戸水の系統に水道メーターがついており、それで公共下水算出分の水量をだしている。
②その家に住んでいる人数によって請求している。
になります。
松本市の場合、井戸用のメーターがついておらず、かつ井戸を下水に流している料金は
4人迄で、月2,860円。一人増えることに、710円 と決まっています。
そのあたり、現状と合っているか、一度確認してみるのもよいかもしれません。
もしかしたら、余分に払っていたり、
逆に、行政の登録と実情があっておらず、支払っていなかったりすると、
もしかしたら、なんらかの形でそれが発覚した際、後々まとめて請求、なんてことになるかもしれません。
水道というのは、蛇口をひねればでるもの、という感じのことが多いですが、
色々見直してみると、知らぬ間に損をしていたりするかもしれませんよ・・・・・
ではでは
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